診療に対して私が日頃から心掛けていることを紹介させて頂きます。

まず第一にインフォームド・コンセント（説明と同意）を大切にしたいと思っています。次に必要な検査をきちんと行い、的確な診断を心掛けることです。そして患者様にとってベストと思われる治療法を診察の度に見直しながら、早期決着を目指して通院日数を最小限にしたいと思っています。その為には、私自身、日々医師としての能力を高める努力が必要だと痛感しています。

疾患に立ち向かうという意味では、医師と患者はパートナーとして対等の関係にあると思っています。すなわち、“医師は患者の自己決定権を尊重しながらベストの医療を提供する義務を有し、患者は医師の専門性を尊重しながら同意した決定に従う義務を有する”ということです。信頼関係を築きながら、協力して病気を治していくことが大切です。

ただし、私が考えている理想的医療を実践するには、一人一人の患者様の診察に十分な時間がかけられないという矛盾があるのも事実です。それを少しでもカバーするため、病気の説明用パンフレットを作ったり、病気や薬の説明の一部をスタッフに分担してもらうなど、医療チームとして患者様に接するという対策を考えています。

スタッフに対しては、医院としてよりよい雰囲気作りのための接遇教育も十分行っているつもりです。なにかお気づきの点やご質問などがあればいつでも仰ってください。

岩佐耳鼻咽喉科　医学博士　岩佐 英之